
カラーソーター色彩選別機とは
プラスチックの「色」を見分け、リサイクルの品質と効率を高める選別装置
カラーソーター(色彩選別機)とは、搬送されるプラスチックを光学カメラやセンサーで検知し、色や明暗などの違いを識別して、自動で選別する装置です。
プラスチックリサイクルの現場では、回収された製品や成形品、粉砕品など、さまざまな色や状態のプラスチックが混在しています。これらを再生原料として利用するためには、目的に応じて不要な色の材料を取り除いたり、特定の色の材料を分離したりする工程が重要になります。
カラーソーターは、こうした色による選別を自動化することで、従来の人手による目視選別だけでは難しかった高速かつ安定した色選別を実現します。

高精度な検知と高速選別
カラーソーターでは、搬送ラインを流れるプラスチックをカメラや光学センサーで連続的に検知します。あらかじめ設定した色や選別条件と検知した情報を照合し、選別対象となる材料を瞬時に判別します。
判別された材料は、エアーなどを利用した排出機構によって、目的のラインから分離されます。
この一連の工程を自動で行うため、大量のプラスチックを連続して処理することが可能です。さらに、選別条件を適切に設定することで、原料の状態や求められる品質に合わせた柔軟な選別にも対応できます。
プラスチックリサイクルの品質向上に貢献
再生プラスチックでは、異なる色の材料が混入することで、再生材の色調や外観に影響を与える場合があります。特に、再生材を新たな製品の原料として使用する場合には、安定した色品質が求められるケースもあります。
カラーソーターによって不要な色の材料を効率的に除去することで、再生原料の色の均一化や品質の安定化をサポートします。
また、目視による選別作業の負担を軽減できるため、省人化や作業効率の向上にもつながります。大量の原料を扱うリサイクル工程において、安定した処理能力を確保するための設備としても活用されています。
「廃棄物」から「価値ある資源」へ
プラスチックのリサイクルでは、単に材料を回収するだけでなく、いかに品質の高い再生原料として生まれ変わらせるかが重要です。
カラーソーター・色彩選別機は、プラスチックの「色」という情報を正確に捉え、自動で選別することで、リサイクル工程の効率化と再生材の品質向上を支えます。
人の目に頼っていた選別工程を自動化し、より安定した選別品質を実現することで、プラスチックリサイクルの可能性をさらに広げます。
色を見分ける技術で、プラスチックを新たな価値へ。
カラーソーターは、限りある資源を有効活用し、持続可能な循環型社会の実現に貢献する重要な選別技術です。

事例紹介
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ミックス(赤、青、黄色、黒、白、ピンク、オレンジ、緑、水色)と透明フレーク

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異物(針金、アルミ、紙等)と透明フレーク

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黒色ペレット&PETフレークと透明フレーク

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白色フレークと透明フレーク

カラーソーター色彩選別機の仕組み
カラーソーター(色彩選別機)は、搬送される材料をカメラで撮影し、設定した色や明暗、外観などの条件と照合して、回収する材料と除去対象を自動で判別する装置です。
材料の供給から選別までの基本的な流れは、次のとおりです。
1.材料の供給と整列
ホッパーへ投入された材料を、振動フィーダーなどで一定量ずつ供給します。選別精度を安定させるため、材料ができるだけ重ならない状態に整えます。
2.材料の撮影
LED照明を当てながら、高解像度カメラで搬送中の材料を連続的に撮影します。
3.色や外観の解析・判定
撮影した画像を処理し、あらかじめ設定した基準と比較します。色や明暗、外観の違いから、回収する材料と除去対象を瞬時に判別します。
4.エアジェットによる選別
除去対象が排出位置へ到達するタイミングに合わせて、圧縮空気を噴射します。対象物を通常の流れから吹き分け、別の排出口へ送ります。
5.選別後の材料を回収
選別された材料を、それぞれの回収口から取り出します。この一連の工程を連続して行うことで、人手による目視選別の負担を抑えながら、再生原料の品質安定化を図ることができます。
カラーソーターには、材料の搬送方法によって「シュートタイプ」と「コンベヤータイプ」があります。カメラによる撮影・判定とエアジェットによる排出という基本原理は共通していますが、適した材料や処理方法が異なります。
シュートタイプとコンベヤータイプの違い - カラーソーター(色彩選別機)の比較 -
どちらも色や外観を検知して除去対象を吹き分ける装置ですが、材料の搬送方法が異なります。処理する材料の形状や大きさ、流動性、必要な処理能力などを確認したうえで選定することが重要です。
シュートタイプ
高速・大量処理に適した選別方式
シュートタイプは、材料を傾斜したシュートで整列させ、落下する過程で撮影・選別する方式です。
重力を利用して材料を連続的に流すため、粒の大きさが比較的そろったプラスチックフレークやペレットなど、流動性の良い材料の高速処理に適しています。
一方、材料の形状や大きさが不ぞろいな場合や、水分・付着物によって流れにくい場合は、供給状態が選別精度に影響することがあります。

特徴
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高速処理が可能
重力を利用して材料を連続搬送するため、大量処理に対応。 -
流動性の良い材料に最適
プラスチックフレークやペレットなどを効率的に選別。 -
省スペース設計
比較的コンパクトな設備構成が可能。
おすすめの材料
- プラスチックフレーク
- プラスチックペレット
- 再生樹脂
- 比較的粒度が揃った材料
コンベヤータイプ
幅広い材料に対応する柔軟な選別方式
コンベヤータイプは、材料を水平なベルト上に広げ、安定した状態で搬送しながら撮影・選別する方式です。
形状が不規則な粉砕品、大きさにばらつきのあるフレーク、比較的大きな材料などにも対応しやすいことが特徴です。
ただし、材料が重なった状態ではカメラから見えない部分が生じるため、ベルト上へ均一に供給することが重要です。

特徴
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幅広い材料に対応
形状やサイズが不規則な材料にも対応しやすい。 -
安定した搬送が可能
水平ベルト上で材料を安定して検査。 -
材料の状態を確認しやすい
供給状態や材料の重なりを調整しやすく、高精度選別につながります。
おすすめの材料
- 不規則な形状のプラスチックフレーク
- 粉砕品
- 大きさにばらつきのある材料
- 異物が混入した再生原料
2つのタイプの比較 ーどちらのタイプを選ぶ?ー
| 比較項目 | シュートタイプ | コンベヤータイプ |
| 搬送方法 | 傾斜シュート | 水平ベルト |
| 得意な材料 | 流動性の良い材料 | 幅広い形状の材料 |
| 処理能力 | ◎ 高速・大量処理 | ○ 安定した連続処理 |
| 材料への対応力 | ○ | ◎ |
| 搬送の安定性 | ○ | ◎ |
| 不規則な形状 | △ | ◎ |
| ペレット | ◎ | ○ |
| プラスチックフレーク | ◎ | ◎ |
| 省スペース性 | ◎ | ○ |
どちらのタイプを選べばよいか
シュートタイプとコンベヤータイプのどちらが適しているかは、次の条件によって異なります。
- 材料の形状と粒径
- 粒の大きさのばらつき
- 材料の流動性や含水率
- 必要な処理能力
- 取り除きたい色や異物
- 求める選別後の品質
- 設置スペース
- 前後の破砕・洗浄・乾燥工程とのつながり
可能であれば、実際に処理する材料を使った選別テストを行い、選別精度や回収率、原料ロスなどを確認してから仕様を決めると安心です。
当社では、処理する材料や必要な処理能力、選別目的を確認し、プラスチックリサイクルラインに適したカラーソーターをご提案します。
こんなお悩みはありませんか?
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白色フレークに異色材が混入している
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人による手選別を減らしたい
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再生原料の品質を安定させたい
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色別に原料を分離したい
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異物を自動的に除去したい
カラーソーター(色彩選別機)が選ばれる5つの理由
カラーソーターの特徴
カラーソーター(色彩選別機)は、高性能カメラと画像処理技術を活用し、原料の「色の違い」を高速・高精度に識別する光学式選別機です。プラスチックリサイクルにおいては、フレークやペレットに混入した異色品、黒点、焼け、汚れ、不純物などを自動的に検出し、エアジェットによって瞬時に除去します。
① 高精度なカラー識別
高解像度カメラにより、わずかな色の違いを識別します。例えば、透明PETフレークの中に混入した青色・緑色・茶色のフレークや、白色原料に混入した異色品などを検出し、高品質な原料へ選別することが可能です。
② 微小な異物・黒点にも対応
単純な色の違いだけではなく、黒点、焼け、汚れ、異物などの検出にも対応します。再生プラスチックの品質を安定させるために、目視検査では困難な高速・連続選別を実現します。
③ 高速処理による省人化
原料を連続的に供給しながら、カメラによる検査・判定・不良品除去を自動で行います。人による手選別と比較して処理能力を大幅に向上させ、省人化・人件費削減につながります。
④ 高純度な再生原料の製造
カラーセンサーを導入することで、異色原料や不良品を効率的に除去し、再生ペレット・再生フレークの品質向上が可能です。特に、再生PETや白色・透明系の高品質原料では、製品価値を高める重要な工程となります。
⑤ 材料に合わせた選別条件の設定
原料の種類や色、求める品質に応じて選別条件を設定できます。「良品として残す色」と「除去する色」を細かく設定することで、原料ロスを抑えながら効率的な選別を行うことが可能です。
これらの機能により、人の目では見分けにくい微妙な色差を連続して検出し、再生プラスチック原料の品質安定化、省人化、生産効率の向上を支えます。








