プラスチックリサイクルや廃プラスチックの中間処理を行う現場では、破砕機の選定が作業効率に大きく関わります。
特に中間処理業者様の場合、設備の処理能力を日量5トン未満に抑える必要があるケースがあります。そのため、単純に処理能力の大きい破砕機を選ぶのではなく、許認可や運用条件に合わせながら、現場で扱いやすい設備を選ぶことが大切です。
今回ご紹介するのは、5トン未満では最大クラスとなる一軸破砕機です。
「5トン未満に収めたいが、できるだけ効率よく処理したい」
「小型機では処理能力が足りない」
「大型機までは必要ないが、現場で安定して使える破砕機を探している」
このような中間処理業者様に向けて、一軸破砕機の特徴や、二軸破砕機との違い、導入前に確認しておきたいポイントをわかりやすく解説します。

一軸破砕機とは?廃プラスチックの中間処理で使われる基本設備
一軸破砕機とは、1本の回転軸に取り付けられた刃で、プラスチックなどの原料を破砕する設備です。
投入された原料をローター刃で削るように破砕し、スクリーンと呼ばれる網目状の部品を通して、一定サイズに整えます。破砕後のサイズを比較的そろえやすいため、廃プラスチックの中間処理や再資源化の前処理として活用されています。
一軸破砕機は、次のような原料の処理に使われます。
①廃プラスチック ②繊維くず ③木くず ④紙くず ⑤ゴムくず ⑥建材 ⑦

廃プラスチックは、形状や硬さ、大きさがばらばらなことが多く、そのままでは保管や運搬、次工程での取り扱いが難しくなります。破砕機で適切なサイズに処理することで、現場での作業効率を高めやすくなります。
中間処理業者が「日量5トン未満」を意識する理由
中間処理業者様が破砕機を導入する際、重要になるのが処理能力です。
破砕機は、設備の能力によって処理できる量が変わります。ただし、中間処理の現場では、許認可や管理上の条件から、処理能力を日量5トン未満に抑える必要がある場合があります。
そのため、設備選びでは次のような考え方が必要です。
- 処理能力が大きすぎないこと
- 5トン未満の条件に合っていること
- それでも現場作業に支障が出ない能力があること
- 処理する原料に合っていること
- 長時間運転でも安定しやすいこと
- メンテナンスしやすいこと
小さすぎる破砕機を選んでしまうと、処理待ちが発生したり、作業時間が長くなったりすることがあります。一方で、能力が大きすぎる設備は、導入条件に合わない可能性があります。
そのため、日量5トン未満に対応しながら、できるだけ余裕を持って処理できる破砕機を選ぶことが大切です。
5トン未満では最大クラスの一軸破砕機を選ぶメリット
5トン未満では最大クラスの一軸破砕機を選ぶメリットは、処理能力の上限を抑えながら、現場の作業効率を高めやすいことです。
日量5トン未満という条件の中でも、設備の大きさや構造によって処理のしやすさは変わります。
最大クラスの一軸破砕機であれば、次のようなメリットが期待できます。
- 小型機よりも処理に余裕が出やすい
- 投入作業の回数や待ち時間を減らしやすい
- かさばる原料にも対応しやすい
- 破砕後のサイズを比較的そろえやすい
- 現場の作業効率を改善しやすい
- 中間処理業者の運用条件に合わせやすい
特に、毎日ある程度の量を処理する現場では、処理能力に余裕がない設備を選ぶと、作業効率が落ちてしまいます。
5トン未満に収めながらも、同クラスでできるだけ能力のある一軸破砕機を選ぶことで、現場の負担を軽減しやすくなります。
一軸破砕機と二軸破砕機の違い
破砕機を検討する際に、よく比較されるのが一軸破砕機と二軸破砕機です。
どちらも廃プラスチックなどを破砕する設備ですが、構造や得意な処理内容が異なります。
一軸破砕機の特徴
一軸破砕機は、1本の回転軸に刃が付いた構造の破砕機です。
スクリーンを通して破砕物のサイズを整えやすく、比較的そろった大きさに処理しやすい点が特徴です。硬質プラスチック、樹脂のかたまり、パージ材、フィルム、シートなど、さまざまな原料に対応しやすい設備です。
一軸破砕機は、次のような現場に向いています。
- 破砕後のサイズをある程度そろえたい
- 廃プラスチックを効率よく減容したい
- 原料の保管や運搬をしやすくしたい
- 処理能力と仕上がりのバランスを重視したい
- 日量5トン未満で安定した処理をしたい
二軸破砕機の特徴
二軸破砕機は、2本の回転軸に取り付けられた刃で、原料を噛み込むように破砕する設備です。
大きなものやかさばるものを粗く破砕する用途に向いています。投入物をしっかり噛み込みながら処理できるため、サイズの大きい原料や形状が不ぞろいなものの粗破砕に使われることがあります。
二軸破砕機は、次のような現場に向いています。
- 大きな原料をまず粗く破砕したい
- かさばる廃材を減容したい
- 投入物の形状がばらばらである
- 一次破砕用の設備を探している
どちらを選ぶべきか
一軸破砕機と二軸破砕機は、どちらが優れているというよりも、用途によって選ぶ設備が変わります。
破砕後のサイズを整えたい場合や、日量5トン未満の範囲で効率よく廃プラスチックを処理したい場合は、一軸破砕機が選択肢になりやすいです。
一方で、大型の原料やかさばる廃材をまず粗く砕きたい場合は、二軸破砕機が向いていることもあります。
導入前には、処理したい原料の種類、大きさ、硬さ、処理量を整理したうえで、設備を選ぶことが大切です。
ドナウ商事がおすすめする5トン未満対応の一軸破砕機「WLK 1500」
中間処理業者様が日量5トン未満の範囲で破砕機を検討する場合、処理能力だけでなく、投入しやすさ・破砕の安定性・メンテナンス性・長期使用を見据えた耐久性も重要です。
そこでドナウ商事がおすすめしているのが、WEIMA社の一軸破砕機「WLK 1500」です。
WLKシリーズは、硬質プラスチック・軟質プラスチックの破砕に対応し、
① 廃プラスチック ② 繊維くず ③ 木くず ④ 紙くず ⑤ ゴムくず ⑥
一軸破砕機(ギアボックスタイプ)WLK 1500が中間処理業者に向いている理由
WLK 1500は、小型機では処理能力に不安がある一方で、大型機までは必要ない現場に適した一軸破砕機です。
日量5トン未満に抑えたい中間処理業者様にとって、必要以上に大きな設備を導入することは、コスト面・設置スペース・運用管理の面で負担になる場合があります。
一方で、小型の破砕機では、投入できる量が限られたり、処理待ちが発生したりすることがあります。
その点、WLK 1500は、5トン未満の範囲で処理能力を確保したい現場において、「大きすぎず、小さすぎない」バランスのよい選択肢になります。
ギアボックスタイプによる安定した破砕
WLKシリーズは、ギアボックスタイプの一軸破砕機です。
ギアボックスは、破砕機の駆動部分にあたる重要な部分です。大きな力を安定して伝えることで、硬い材料やかさばる材料も破砕しやすくなります。
WEIMA社製のギアボックスは自社生産されており、安価での提供や短納期にもつながる特徴です。
中間処理の現場では、投入物の形状や硬さが一定でないことも多いため、安定して力を伝えられる構造は大きなポイントです。
スクリーンサイズを調整でき、用途に合わせやすい
一軸破砕機では、破砕後のサイズをある程度そろえるために「スクリーン」と呼ばれる部品が使われます。
WLKシリーズは、希望に合わせたスクリーンサイズで設計でき、最小15mmから対応可能とされています。
破砕後のサイズは、保管・運搬・再利用のしやすさに関わります。
たとえば、破砕物をそのまま出荷する場合と、さらに別工程へ回す場合では、必要なサイズが変わります。スクリーンサイズを調整できることは、現場ごとの運用に合わせやすいメリットになります。
ナイフの交換・ローテーションでメンテナンスしやすい
破砕機は刃物を使う設備のため、長く安定して使うにはメンテナンス性が重要です。
WLKシリーズのナイフはボルト固定式で着脱しやすく、摩耗した場合は90度ずつローテーションすることで最大4回使用できると紹介されています。
刃の交換や調整がしやすい設備は、日々の点検やメンテナンスの負担を抑えやすく、停止時間の短縮にもつながります。
中間処理業者様にとって、設備が止まる時間はそのまま作業効率に影響します。そのため、処理能力だけでなく、メンテナンスのしやすさも重要な判断材料です。
プッシャー制御で材料を安定して破砕しやすい
WLKシリーズでは、プッシャーの動きを手動・周期的・負荷に応じた制御など、用途に合わせて設定できる点も特徴です。
プッシャーとは、投入された材料をローター側へ押し出す部分です。
かさばる材料や形状が不ぞろいな材料を破砕する場合、材料がうまく刃にかからず、処理が不安定になることがあります。プッシャーの動きを調整できることで、材料を安定して送り込みやすくなり、破砕効率の向上につながります。
WEIMA社 WLK1500一軸破砕機(ギアボックスタイプ)を見てみる
中間処理業者が破砕機導入前に整理しておきたいこと
破砕機の導入をスムーズに進めるためには、事前に現場の条件を整理しておくことが大切です。
特に、次のような情報を整理しておくと、設備選定がしやすくなります。
- 処理したい原料の種類
- 原料の大きさ・形状・硬さ
- 1日に処理したい量
- 日量5トン未満に抑える必要があるか
- 破砕後の希望サイズ
- 設置スペース
- 電源や搬入経路
- 稼働時間
- 現在困っている作業内容
- 将来的に処理量が増える可能性
これらを事前に確認しておくことで、過剰な設備を選んでしまうリスクや、逆に能力不足になるリスクを減らすことができます。
5トン未満クラスの一軸破砕機 導入事例を一部紹介!
WLK 1500は、プラスチックだけでなく、段ボールや紙製品などの破砕にも活用されています。
ドナウ商事の導入実績では、日本国内だけでなく様々な国の企業が一軸破砕機「WEIMA WLK 1500」を導入し、廃プラスティックを破砕して、持続可能な断熱材の製造に活用している事例を紹介しています。
このように、WLK 1500は単に材料を小さくするだけでなく、後工程で扱いやすい状態に整えるための設備として活用されています。
導入事例から見える一軸破砕機(ギアボックスタイプ)WLK 1500のポイント
この導入事例から、中間処理業者様が参考にできるポイントは次の通りです。
1. ベール状のような大きな材料にも対応しやすい
段ボールや紙、プラスチックなどは、保管や運搬のためにベール状にまとめられることがあります。WLK 1500は、こうした大きな投入物にも対応しやすい一軸破砕機として、現場作業の効率化に役立ちます。
2. 破砕後の品質を安定させやすい
導入事例では、指定された粒子サイズまで正確かつ均一に破砕することが求められていたと紹介されています。
中間処理の現場でも、破砕後のサイズがばらつきすぎると、保管・運搬・次工程で扱いにくくなる場合があります。サイズを安定させやすい破砕機を選ぶことは、後工程の効率にもつながります。
3. 粉塵対策や作業環境にも配慮できる
段ボールや紙などの破砕では、粉塵対策も重要です。導入事例では、粉塵の発生を抑えるため、ドッグハウス型のファンネルアタッチメントやストリップドアカーテン、密閉型コンベア、集塵システムなどが紹介されています。プラスチック破砕においても、処理物の種類によっては粉塵や細かな破砕片への配慮が必要になります。設備選定時には、作業環境や安全性も含めて検討することが大切です。
よくある質問(FAQ)
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Q1. 5トン未満の一軸破砕機でも十分な処理能力はありますか?
- A.処理する原料の種類や投入方法、稼働時間によって変わりますが、日量5トン未満の条件に合わせながら、現場に必要な処理能力を確保できる場合があります。重要なのは、カタログ上の数値だけでなく、実際に処理する原料に合っているかを確認することです。
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Q2. 一軸破砕機と二軸破砕機はどちらを選べばよいですか?
- A.破砕後のサイズをある程度そろえたい場合や、廃プラスチックを効率よく処理したい場合は、一軸破砕機が向いています。大きな原料やかさばる廃材をまず粗く砕きたい場合は、二軸破砕機が向いていることがあります。処理物の種類や目的によって選定が変わります。
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Q3. 中間処理業者が破砕機を選ぶ際に一番大切なことは何ですか?
- A.処理能力が自社の運用条件に合っているかを確認することです。特に日量5トン未満に抑える必要がある場合は、能力が大きすぎても小さすぎても問題になる可能性があります。処理量、原料、設置環境、メンテナンス性を総合的に見て選ぶことが大切です。
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Q4. 海外メーカー製の破砕機でも安心して導入できますか?
- A.海外メーカー製の設備は、価格面で導入しやすいメリットがあります。ただし、性能、耐久性、部品供給、メンテナンス、導入後のサポート体制を確認してから選ぶことが大切です。導入後に相談できる窓口があるかどうかも重要なポイントです。
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WEIMA社 破砕機のご紹介
まとめ
中間処理業者様が破砕機を導入する際は、処理能力を日量5トン未満に抑えながら、現場で効率よく使えるかを確認することが重要です。
5トン未満では最大クラスの一軸破砕機は、小型機では処理能力に不安がある現場や、大型機までは必要ない現場にとって、バランスの取りやすい設備です。
ドナウ商事がおすすめするWEIMA WLK 1500は、小型機では物足りない現場や、大型機までは必要ない中間処理業者様にとって、処理能力と運用しやすさのバランスを取りやすい一軸破砕機です。
また、実際の導入事例を確認することで、自社の処理物に近いケースを参考にしながら、設備選定を進めやすくなります。
ドナウ商事では、中間処理業者様の処理原料や現場条件に合わせて、一軸破砕機・二軸破砕機などの設備導入相談に対応しています。
「5トン未満で使える破砕機を探している」
「自社の廃プラスチックに合う設備が分からない」
「一軸破砕機と二軸破砕機のどちらがよいか相談したい」
このような場合は、処理したい原料や1日の処理量を整理したうえで、ぜひ一度ご相談ください。


















