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カッターコンパクター押出機は単軸で十分?ACERETECH (エースリテック) ACSシリーズとATEシリーズの違いも解説

カッターコンパクター押出機は単軸で十分?ACERETECH ACSシリーズとATEシリーズの違いも解説

カッターコンパクター押出機は単軸で十分?ACERETECH(エースリテック) ACSシリーズとATEシリーズの違いも解説

前回の記事では、カッターコンパクター押出機の基本的な仕組みについてご紹介しました。

カッターコンパクター押出機は、フィルムや袋類など、軽くてかさばるプラスチック材料を裁断・減容しながら、押出機へ安定して供給しやすくする設備です。

一方で、再生ペレット設備を検討する際には、

「単軸押出機でよいのか」
「二軸押出機の方がよいのか」
「カッターコンパクター付きの設備を選ぶべきか」

と迷われるケースもあります。

今回は、単純なスペック比較ではなく、処理したい材料や目的に合わせて、どのような設備を選ぶべきかを解説します。

あわせて、ドナウ商事で取り扱うACERETECH(エースリテック) の再生ペレット押出機の中から、ACSシリーズATEシリーズ の違いについてもご紹介します。

カッターコンパクター押出機は、フィルム系材料に向いている

カッターコンパクター押出機は、PEフィルム、PPフィルム、袋類、繊維状の材料など、軽くてかさばる材料の再生に向いています。

そのままでは押出機に安定供給しにくい材料でも、カッターコンパクターで裁断・圧縮・予熱することで、押出機へ送り込みやすくなります。

特に、フィルムや軟質プラスチックの再生ペレット化では、カッターコンパクター付きの単軸押出機が選択肢になりやすい構成です。

ACERETECH ( エースリテック ) のラインナップでいうと、ACSシリーズ がこの用途に近い設備です。

ACSシリーズは、カッターコンパクターと押出機を組み合わせた構成で、フィルムや軟質プラスチックなど、軽くてかさばる材料を効率よく再生ペレット化したい場合に検討しやすい機械です。

単軸押出機が向いているケース

単軸押出機は、1本のスクリューで材料を送りながら、加熱・溶融・押出を行うタイプです。

構造が比較的シンプルで、扱いやすく、メンテナンス性や導入コストの面でもメリットがあります。

単軸押出機が向いているのは、たとえば次のようなケースです。

  • PEフィルム、PPフィルムを再生したい
  • 材料の種類がある程度決まっている
  • 混練よりも安定した再溶融を重視したい
  • 設備構成をシンプルにしたい
  • 導入コストを抑えたい
  • フィルムや袋類など、軽くてかさばる材料を処理したい

フィルム系材料を中心に再生ペレット化する場合、単軸押出機でも十分対応できるケースがあります。

特に、材料が軽くて押出機へ安定供給しにくい場合は、単軸押出機そのものよりも、前段で材料を裁断・圧縮・予熱できるカッターコンパクターの役割が重要になります。

そのため、フィルムや袋類を中心に扱う場合は、カッターコンパクター付き単軸押出機であるACSシリーズ が選択肢になりやすいです。

カッターコンパクター押出機 概要ムービー

二軸押出機が向いているケース

二軸押出機は、2本のスクリューで材料を混ぜながら押し出すタイプです。

単軸押出機よりも混練性や分散性に優れており、材料をしっかり混ぜたい場合や、品質の安定性を重視したい場合に検討されます。

二軸押出機が向いているのは、たとえば次のようなケースです。

  • 添加剤や改質材を混ぜたい
  • 材料の分散性を高めたい
  • 脱気性能を重視したい
  • 原料の状態にばらつきがある
  • より高品質な再生ペレットを目指したい
  • リサイクルコンパウンドを行いたい
  • マスターバッチ用途で使用したい

単に溶かして押し出すだけでなく、混練・脱気・品質安定を重視する場合は、二軸押出機やタンデム構成が選択肢になります。

ACERETECHのラインナップでいうと、ATEシリーズ が二軸押出機にあたります。

ATEシリーズは、同方向パラレル型の二軸押出機として、リサイクルコンパウンドやマスターバッチ、添加剤混合、フィラー混練など、材料をしっかり混ぜる用途に向いています。

同方向パラレル型二軸押出機 概要ムービー

ACSシリーズとATEシリーズの違い

ACERETECHのACSシリーズとATEシリーズは、どちらも再生ペレット押出機ですが、得意な用途が異なります。

ACSシリーズは、フィルムや軟質プラスチックなど、軽くてかさばる材料の再生に向いています。

一方、ATEシリーズは、リサイクルコンパウンドやマスターバッチなど、混練性や分散性を重視する用途に向いています。

ACSシリーズが向いている用途

ACSシリーズは、カッターコンパクター付押出機として、材料を裁断・減容・予熱しながら押出機へ供給しやすくする設備です。

向いている用途は、たとえば次のようなケースです。

  • PEフィルム、PPフィルムの再生
  • 袋類や包装材のリサイクル
  • 軟質プラスチックの再生ペレット化
  • 軽くてかさばる材料の処理
  • 材料供給を安定させたい場合
  • フィルム系リサイクルの効率化

ACSシリーズは、混練性を高めるというよりも、軽くて扱いにくい材料を押出機へ安定供給し、再生ペレット化しやすくすることに強みがあります。

ATEシリーズが向いている用途

ATEシリーズは、二軸押出機として、2本のスクリューで材料を混ぜながら押し出す設備です。

向いている用途は、たとえば次のようなケースです。

  • リサイクルコンパウンド
  • マスターバッチ
  • 添加剤や改質材の混合
  • フィラー混練
  • 粉砕物やフレークの混練
  • 分散性を高めたい場合
  • ペレット品質の安定性を重視したい場合

ATEシリーズは、材料をただ溶かして押し出すだけでなく、混ぜる・分散させる・品質を安定させることを重視したい場合に向いています。

大切なのは「単軸か二軸か」ではなく、材料との相性

再生ペレット設備を選ぶ際に大切なのは、単軸押出機と二軸押出機のどちらが優れているかではありません。

重要なのは、処理したい材料の状態、必要なペレット品質、生産量、設置スペース、導入コスト、メンテナンス性を総合的に見ることです。

たとえば、フィルムや袋類など軽くてかさばる材料では、カッターコンパクターによる安定供給が重要になります。

この場合は、ACSシリーズのようなカッターコンパクター付押出機が向いています。

一方で、添加剤を混ぜる、脱気性能を高める、品質をより安定させるといった目的がある場合は、ATEシリーズのような二軸押出機や、用途に応じたタンデム構成の検討が必要になることもあります。

つまり、判断基準は「単軸か二軸か」だけではなく

どのような材料を、どのような品質でペレット化したいか  です。

コニカル型同方向 二軸押出機との比較記事もご参考に

二軸押出機(コニカル型同方向)とカッターコンパクター押出機の比較も紹介しています。

この記事ではコニカル型同方向二軸押出機とカッターコンパクター押出機を、スクリュー構成・混練性能・主な用途・スクリュー長・脱揮性能・電気代などの面から比較しています。ぜひご参考に。

二軸押出機(コニカル型同方向)とカッターコンパクター押出機の比較

まとめ

カッターコンパクター押出機は、フィルムや袋類など、軽くてかさばる軟質プラスチックの再生に向いています。

ACERETECHのACSシリーズは、材料を裁断・減容・予熱しながら押出機へ供給しやすくする設備で、フィルム系材料の再生ペレット化に適しています。

一方、混練性や脱気性能を重視したい場合、添加剤やフィラーを混ぜたい場合は、二軸押出機であるATEシリーズが選択肢になります。

つまり、フィルムや袋類の効率的な再生にはACSシリーズ混練性や品質安定を重視する場合はATEシリーズが向いています。

ドナウ商事では、処理する材料や目的に合わせて、ACERETECHの再生ペレット押出機をご提案しています。リサイクル設備をご検討の方は、お気軽にご相談ください。

Aceretech(エースリテック) 社 再生ペレット押出機 6タイプの製品ラインナップ

Aceretech(エースリテック) 社は用途に合わせて6つのタイプの押出機をご提案しています。今回のブログではこの中のACSシリーズとATEシリーズをご紹介しました。

ACSシリーズとATEシリーズのミックス  ACS+ATEシリーズ タンデム二軸押出機もご用意しております!(一段目でリサイクル、二段目でコンパウンド)

詳しくはリンク先もご覧ください。

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再生ペレット押出機④ACSSシリーズ・・・タンデム単軸押出機。高脱気、水分除去、臭い、発泡を抑える。 ACSSシリーズ タンデム単軸押出機 

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硬質リサイクル押出機

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タンデム二軸押出機

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二軸押出機(同方向パラレル型)

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二軸押出機(同方向コニカル型)

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タンデム押出機3ベント口

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