ACERETECH(エースリテック)が教えるリサイクル装置の選び方!

環境規制の強化や循環型社会への移行が進むなか、廃プラスチックの再資源化は
「ただ処理する」時代から、「品質と収益性を高める」時代へ と変わっています。
その中核を担うのが、廃プラスチックを再利用しやすいペレットへ加工するプラスチック再生押出機です。
設備選定を誤ると、生産量・エネルギー効率・製品品質に大きな差が出るため、リサイクル事業の収益性を左右する重要な設備といえます。
プラスチック再生押出機とは?
プラスチック再生押出機とは、廃プラスチックを溶融・ろ過・押出・切断し、再利用しやすい均一なペレットへ加工する精密押出システムです。
いわば、バラつきのある廃材を、扱いやすく価値の高い再生原料へと変える設備です。
プラスチック再生押出機の基本的な仕組み
ペレタイジングの流れは、主に次のような工程で進みます。

1) 原料投入
フィルムや袋は、比重が軽くて噛み込みが不安定になりやすい材料です。
ここが安定しないと、吐出量・温度・圧力が揺れて、品質も歩留まりも落ちます。

2) 押出機
押出機内部では、ヒーターの熱とスクリューのせん断熱によってプラスチックが溶融し、次の工程へ進みやすい状態になります。

3) ろ過
容リや印刷フィルムなど、異物・インク残りがあると、濾過が追いつかず停止回数が増えたり、黒点・ゲルが残りやすくなります。



4) 造粒・冷却
押し出された樹脂をカットし、同時または後工程で冷却してペレット化します。

再生リサイクル押出機の主な種類
設備を選ぶ際は、原料の状態や求める品質に応じて、機種の違いを理解しておくことが大切です。
一段式と二段式の違い
一段式は構造が比較的シンプルで、比較的きれいな廃プラスチックに適しています。
一方、二段式は、1段目で可塑化と脱気、2段目で再ろ過と安定した造粒を行う構成です。含水率が高い原料、不純物が多い原料、より高い粒品質が求められるケースに向いています。

単軸押出機と二軸押出機の違い
単軸押出機は、PEやPPなど汎用樹脂のリサイクルに広く使われる主流タイプです。
二軸押出機は、せん断力が高く、混練性にも優れているため、コンパウンド、カラーマスターバッチ、粉体処理などに適しています。

再生リサイクル押出機の主要構成部品

スクリュー・バレル
スクリューとバレルは造粒機の心臓部です。耐摩耗性が重要で、窒化処理材やバイメタル材が採用されることがあります。
脱気システム
少量の水分除去には自然脱気、インク・水分・揮発成分の除去には真空脱気が有効です。脱気性能は、気泡や臭気の低減にも直結します。
スクリーンチェンジャー
スクリーンチェンジャーには、経済性重視の基本タイプ、安定生産向けのプレートタイプ、自動でスラグ除去を行うセルフクリーニングタイプなどがあります。
選定時に見るべきポイント
L/D比
L/D比とはスクリュー長さと直径の比率です。再生材では、十分な可塑化と脱気のために、30:1や36:1など比較的大きい比率が求められることがあります。
生産能力
一般的にはkg/hで示されます。必要な処理量に対して、余裕のある能力設計が重要です。
消費電力
1kgあたりの電力消費量は、設備の省エネ性能やメーカーの技術力を見る上で大切な指標です。
造粒方式の違いと選び方
造粒方式は、ペレットの見た目や品質、運転性に直結します。代表的な方式は次の3つです。
| ペレット化方法 | プロセス原則 | 主な利点 | 適用可能な材料 |
| ストランドペレット化 | 繊維はペレット化装置に入る前に水槽で冷却される。 | 成熟した技術、低コスト、直感的な操作 | 硬質粉砕材料(ABS/PC)、PETなどの比較的剛性のある破砕材 |
| ウォーターリング式ペレット | 金型表面は熱切断され、その後遠心水リングによって冷却される。 | 省スペースで、切れにくく、丸みのあるペレットが得やすい | PE、PPフィルムまたは包装袋のリサイクル |
| アンダーウォーター式ペレット | 完全に密閉された水槽内で切断および搬送される | 高度に自動化され、ペレットの粒品質が非常に高い。 | 高機能樹脂やTPUなどの用途 |
現場で多い課題とその対策
サイクル現場では、特に次の3つが課題になりやすいです。
含水率が高い
洗浄後原料の水分が多いと、供給の安定性や粒品質に影響します。
その対策として、原料を摩擦熱で予熱・圧縮してから押出機へ送るコンパクター技術が有効です。供給密度が上がり、生産量向上にもつながります。
不純物が多い
スクリーン交換の頻度が多いと、停止時間が増えて生産効率が落ちます。
この場合は、セルフクリーニングフィルターの導入により、連続運転性の向上が期待できます。
気泡や臭気が出やすい
インク、水分、低分子の揮発成分が残ると、粒の品質低下につながります。
真空脱気を強化することで、透明感があり、密度の高い安定したペレットを目指しやすくなります。
ACERETECH(エースリテック) が選ばれる理由
ACERETECH(エースリテック) は、プラスチックペレタイザーのグローバルメーカーとして、コスト効率と安定稼働の両立を目指したリサイクルソリューションを提供しています。
省エネ設計によるランニングコスト低減、安定運転を支える品質設計、OEM/ODM対応を含む柔軟なカスタマイズ、グローバルな設置・保守体制、さらにPLCによるインテリジェント制御など、導入後の使いやすさまで考えられている点が特長です。元原稿では、CE・ISO・CSA認証やFDA基準への対応、1年保証なども強みとして挙げられていました。
まとめ
プラスチックペレタイザーは、単なる押出機ではなく、再生材の品質・生産効率・エネルギーコストを左右する重要設備です。
原料の状態や求めるペレット品質に応じて、一段式か二段式か、単軸か二軸か、どの造粒方式を選ぶかを見極めることが、設備投資の成否を分けます。
廃プラスチックの再資源化を、より高品質で収益性の高い事業へつなげるためにも、自社に合ったペレタイジングシステムを選ぶことが大切です。
導入検討の際のよくある質問(FAQ)
-
-
Q1. プラスチックペレタイザーのスクリューとバレルは、どのくらいで交換が必要ですか?
- → 処理する材料によって大きく異なります。たとえば、ガラス繊維入り材料や摩耗性の高い不純物を多く含む原料では摩耗が早くなります。元原稿では、一般的な窒化スクリューで8~12か月程度、バイメタル仕様ならより長寿命化が期待できるとされています。
-
-
-
Q2. 1台のラインで複数種類のプラスチックを処理できますか?
- → 可能なケースはありますが、材質によって最適な温度条件、脱気性能、フィルター構成、造粒方式が異なります。PE・PP系は比較的対応しやすい一方で、PETやエンプラなどは個別の仕様確認が重要です。
-
-
-
Q3. PE・PPフィルムのリサイクルには一段式と二段式のどちらが向いていますか?
- → 比較的きれいな原料でコストを抑えたい場合は一段式が選択肢になります。一方、含水率が高い、汚れが多い、粒品質をより安定させたい場合は二段式が適しています
-
-
-
Q4. ストランド、ウォーターリング、水中造粒はどう選べばよいですか?
- → 材料の種類、必要なペレット品質、自動化レベル、設置スペースで判断します。剛性材にはストランド、PE・PPフィルムにはウォーターリング、高品質なエンプラやTPUには水中造粒が検討しやすいです
-
-
-
Q5. 省エネ性能はどう見ればよいですか?
- → 設備の消費電力は、1kgのペレットを製造するのに必要な電力量で比較するのが基本です。省エネ設計や制御性能が高い設備ほど、長期的な運用コストを抑えやすくなります。
-
まとめ
ACERETECH(エースリテック) が選ばれやすい背景には、
再生ペレット化でつまずきやすい 供給・脱気・濾過を、工程ごとに “ まとめて安定化 ” させる提案が取りやすい、という理由があります。
もし「自社の材料だと、どの構成が近いか」を整理したい場合は、
原料写真と、現状の困りごと( 泡 / 黒点 / 能力 / 人手 )をセットで見るのが最短ルートです。
その他の参考コラム
導入事例が増えています!ACERETECH(エースリテック) のリサイクル装置|選ばれる理由
押出機の「泡・気泡・スジ」原因とは!?
ACERETECH(エースリテック) のLLDPEストレッチフィルムのリサイクルと再利用
再生ペレット押出機 6タイプの製品ラインナップ
Aceretech(エースリテック) 社は用途に合わせて6つのタイプの押出機をご提案しています。


























