レーザーフィルターとは
リサイクル分野において、ゴム・木・紙・未溶融プラスチック等の異物を従来型のスクリーンチェンジャーに代わる新型の連続式運転可能なフィルターです。
レーザーフィルターの名前の由来は、金属プレートがメッシュの役割を担い、レーザーで金属プレートに穴を加工している為、レーザーフィルターと名付けられています。
スクリーンチェンジャーと比較してメリットは、
- 無人化運転が可能。連続的に異物を除去。
- 大量の異物の除去が可能。
- フィルター交換の手間が削減できる。
現代のリサイクルにおいて、特に異物が多い廃棄物リサイクルには欠かせないフィルターです。
レーザーフィルターの仕組み
リサイクル装置を専門に取り扱うMAS社のレーザーフィルターの仕組みのご紹介です。
「Next Level recycle」を思想に逆転の発想で設計された新たなレーザーフィルターです。
- フィルターが右回転
- スクレーパーは固定
- スクレーパーで異物をかき集め、排出スクリューにて異物を除去

MAS社はリサイクル装置の世界トップメーカーです。
リサイクル二軸押出機、タンデム押出機3ベント口がラインナップです。
ペレタイザーはアンダーウォーターペレタイザーを推奨しています。

レーザーフィルターの仕組み ムービーver
【最先端技術】レーザーフィルターの特徴
無人化で異物を除去
フィルターに詰まる異物を機械的に除去する機能が備わっている
異物の割合が多い材料も問題なし!
PCR材をはじめ、スクリーンチェンジャーでは連続運転が困難な異物量の除去が可能
歩留まり率改善
フィルターが回転することにより従来のブレードが回転するレーザーフィルターより大幅に異物除去率&歩留まり率の改善に成功した
簡易メンテナンス
フィルター交換は約15分、スクレーパー交換はわずか1分!
お客様の声/導入実績
MASが推奨するNext Level recycle機器構成
様々な機器構成が可能

① 二軸押出機(コニカル型同方向)+レーザーフィルター+アンダーウォーターペレタイザー
② 二軸押出機(コニカル型同方向)+レーザーフィルター+タンデム押出機3ベント口+アンダーウォーターペレタイザー
③ 二軸押出機(コニカル型同方向)+レーザーフィルター+タンデム押出機3ベント口+レーザーフィルター+アンダーウォーターペレタイザー
④ 二軸押出機(コニカル型同方向)+レーザーフィルター+タンデム押出機3ベント口+スクリーンチェンジャー+アンダーウォーターペレタイザー
高付加価値リサイクルライン

用途 | リサイクルフレーク、リサイクルコンパウンド、VOCリサイクル、高脱気リサイクル等 |
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機器構成 | 二軸押出機(コニカル型同方向)+レーザーフィルター+タンデム押出機3ベント口+アンダーウォーターペレタイザー |
特徴
- 二軸押出機は単軸押出機と比較し、高混練が可能
- レーザーフィルターは異物混入量が多い廃棄物のリサイクルが可能
- タンデム押出機3ベント口は3箇所のベントより真空引きができる為、高脱気
- アンダーウォーターペレタイザーは省スペースで高吐出量が可能
リサイクル&コンパウンドライン

用途 | リサイクルとコンパウンドやマスターバッチを一気通貫で実施 |
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機器構成 | 二軸押出機(コニカル型同方向)+レーザーフィルター+二軸押出機(コニカル型同方向)+アンダーウォーターペレタイザー |
特徴
一つ目の二軸押出機+レーザーフィルターにてリサイクル(異物除去)、二つ目の二軸押出機では、添加剤やマスターバッチを投入しコンパウンドを一つのラインで構成が可能