
一軸破砕機「WLK1500」
ドイツ E社
E社様は、紙製品の製造では大量の廃棄物が発生します。従来のリサイクルでは、製造廃棄物や余剰分は一軸破砕機にかけられ、再び製造工程に戻されます。E社様は、紙廃棄物を異なる方法で、しかし同様に持続可能な方法で利用しています。WEIMA WLK 1500一軸破砕機を用いて、段ボール包装材から革新的で持続可能な断熱材を製造しています。
ムービー:段ボール ベール状 破砕機 WEIMA
導入の理由
WEIMA WLK 1500:大容量紙・段ボール破砕機
セルロース繊維製造における最初の工程は破砕です。この重要な工程に、WEIMAの一軸破砕機が選ばれました。機械への要件は明確でした。高品質で、指定された粒子サイズまで正確かつ均一に破砕することです。ローター長1500mm、ローター径368mmの一軸破砕機WEIMA WLK 1500は、紙ベールや段ボールを難なく破砕します。

古紙はベール状に梱包され、処理されるまで保管されます。フォークリフトでベールをWLK 1500のホッパーに投入します。ベールに巻き付いたワイヤーも細断されます。内蔵の磁気ドラムがワイヤーを分離し、下流の排出コンベアに集めます。これにより、後工程の機械が損傷するのを防ぎます。


一軸破砕機の重量は約7トンで、エネルギー効率の高い90kWのギアボックスを搭載しています。ギアボックスは非常に堅牢で、メンテナンスも容易です。WEIMAの特徴は、破砕機用に特別に設計・製造されたギアボックスが自社で製造されていることです。これにより、異物に対する最大限の耐性と最適なトルク伝達が保証されます。

粉塵対策の密閉システム
一軸破砕機には、粉塵の発生を最小限に抑え、従業員の健康を守り、火災や爆発のリスクを軽減するための特別な機能がいくつかあります。
一軸破砕機にはドッグハウス型のファンネルアタッチメントが装備されています。このアタッチメントは側面と上部が密閉されており、材料投入口はストリップドアカーテンで覆われています。これにより、ホッパーから大量の粉塵が漏れ出すことなく、フォークリフトで容易に機械に材料を積み込むことができます。破砕機からコンベアへの接続部にもストリップドアカーテンが装備されており、粉塵の流出をほぼ防ぎます。コンベアも密閉型設計で、紙粉の拡散を最小限に抑えます。さらに、集塵システムも設置されています。

「一軸破砕機WLK1500」2つの特徴

1.WLK15一軸破砕機
ローター長1500mmの為、大きなスクラップの破砕に最適。

2.WEIMA社製オリジナルVローター
多品種のスクラップを破砕する用途として開発された特殊ローター
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