
二軸押出機(コニカル型同方向)「MAS75」
京都府 M社
M社様は、主にG-PET・A-PETの再生ペレット製造に注力されています。
一般の汎用樹脂のリサイクルも行っております。
原料をペレット状に加工し、その製品を国内、海外へ輸出し販売を行なっております。
【 機器構成 】 重量式フィーダー→二軸押出機(コニカル型同方向)→ギアポンプ→スクリーンチェンジャー→ストランドペレタイザー
PETボトルリサイクル、PETシート、フィルムのリサイクル用途にスクリューデザインを構成しています。




導入の理由
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コニカル型+同方向回転の世界特許
PET樹脂は、熱により熱劣化すると、色が透明から黄色になります。
色を重要視されるPETリサイクルでは、押出機からの温度を最小限に抑え、滞留時間をいかに抑えるのか。がポイントになります。
MAS社押出機は、コニカル型のスクリューデザインの為、2つの利点があります。
1つ目は、スクリュー長が短い。吐出量1t/hでスクリュー長は2mです。一般的な押出機の場合、10m程必要です。その為、樹脂が押出機に滞留する時間が短い為、熱劣化を防ぐことが可能です。
2つ目は、供給口が広い。PETフレークのようにかさ密度が低い材料は、押出機に投入すると、フィードネックが発生し、吐出量が半減します。そこで一般的な押出機は、スクリュー回転数を上昇させますが、上昇させると同時に剪断発熱が発生し、樹脂の熱劣化が発生してしまいます。
MAS社押出機の最大回転速度は100rpmです。一般的な押出機は800rpmです。8倍の差が生じても同じ吐出量を生産できる点がメリットです。



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