
一軸破砕機「WLK25 Super Jumbo」
トルコ K社
K社は、製紙工程で発生するパルプ廃棄物を燃料に変換し、自社の操業に必要なエネルギーを供給しています。同社はコスト削減と環境への廃棄物削減を実現しています。
トルコの大手段ボールメーカーであるK社は、生産施設に3台のWEIMA WLK 25 Super Jumbo一軸破砕機軸を導入しています。
毎日100トン以上のパルパーブレードと生産工程から発生する不良品がリサイクルされています。そして、その廃棄物由来の燃料は、非常に巧妙な方法で、自社の生産活動のエネルギー源として再利用されています。


導入の理由
古紙処理における不良品の可能性を特定
製紙工程では大量の生産廃棄物が発生します。多くの場合、これらは最終的に埋め立て処分されます。幸いなことに、K社のような先見の明のある企業は、この不良品を二次原料源として活用する可能性を早くから認識していました。製紙業界から排出されるこれらの廃棄物の大半は、パルパー不良品やラガーロープで構成されているためです。これらは、針金ステープル、ホッチキス針、釘、フック、粘着テープ、プラスチックテープ、コードなどの貴重な原材料や、箔の切れ端などの異物を束ねたものです。この種の廃棄物はパルパー廃棄物と呼ばれ、適切な破砕技術を用いることで有効活用できます。


クローズドエネルギーサイクル
破砕された残渣物を廃棄物固形燃料(RDF)としてリサイクルし、紙・板紙生産に必要なエネルギーを生み出しています。このプロセスでは、燃焼によって発生したエネルギーを利用して水蒸気を発生させ、その水蒸気が高品質の段ボール生産に必要となります。
毎日100トンを超えるパルパーテールがWEIMA一軸破砕機に投入されています。 3台のWEIMA WLK 25 Super Jumboは3交代制で24時間稼働し、毎日100トンを超える残材を破砕しています。両機種とも200kWの油圧ドライブを搭載しており、パルパーテールを40mm未満の粒子径に粉砕します。ローター直径700mm、長さ2,500mmです。ローターナイフは毎日使用されており、メーカーの仕様よりも長い寿命を誇り、お客様はナイフの耐用年数に非常に満足しています。


「一軸破砕機Super Jumbo」2つの特徴

1.スイングラム式
スイングラム式は、上下にプッシャーが動くため、破砕機内部の容積を増やすことに成功!かさ密度が低いスクラップも大量に短時間で破砕!

2.メンテナンスドア搭載
スイングラム式は、メンテナンスドアを設けることが可能。
ローターと反対側のメンテナンスドアよりアクセスが可能により、清掃が簡易になりました。

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